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第二十四章
 涙花の希望だけでは、ある島国に行く事は出来なかっただろう。元々、この国の王が何十人の者の学者などに、その島の薬草が効くと聞き向かわせる予定だったのだ。その者達は軍人だったが、恐らく、監視も兼ねていたのだろう。それでも、航海術に優れていたお蔭で、船の事には素人の獣族でも航海する事が出来た。島と言えない所でも調査をして、時には住める島では病人などを降ろしながら島に向かった。素人の集まりだからか、調査の為だろうか、その島に着いたのは二年も掛かった。直ぐに全ての船を陸に付けて上陸はしなかった。だが、病人は別として、船団を三方に別れる事にした。この島に住む事を考えていたが、先住民族がいる事を前提に一方は直ぐに上陸して病人や定住の準備の為に、もう一方は北に向かい。上陸ができそうな所で、上陸して、さらに北に向かう。涙花の同族を探す為だった。最後の一方は島を一周して、理想の定住地を探すのが目的だった。
 そして、涙花の同族を探す者達は、都市を見付ける。涙花が船を持ち出してから三年が経っていた。そこで、涙花は驚く事になる。都市の住人は一割にも満たない数だったからだ。それも、細菌を恐れ、怯えて暮らしていた。その地に、信の一族が供に暮らす事を考える。理由は涙花の同族だと知り、今度は自分達が、涙花の一族を守る。恩を返したい。そう考えたからだ。
 最下部の二十五章をクリックしてください。

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垣根 新
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自己紹介:
物語を書いて五年になりましたが、私は「左手の赤い感覚器官(赤い糸)と「蜉蝣(カゲロウ)の羽(背中にある(羽衣)の 夢の物語が完成するまで書き続ける気持ちです。
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